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出版について振り返る(2006年12月28日)

今年は、私の社労士生活10数年の集大成をまとめることができました。

「女性社労士 年収2000万円をめざす」(同文舘出版)
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くまざわ書店 錦糸町店に、「話題書」のコーナーにたくさん置いていただきました!
そのおかげでたくさんの知り合いの方ができたことが、うれしかったです。

確かにセミナー等で、ゲストでお話しさせて頂く機会は増えました。でも、私の一番の希望である、顧問先がたくさん増えるということには結びついてはいません(笑)

その点に関しては、今まで同様、そして本に書いてある内容通り地道に確実に今まで通りの仕事を続けていくことが大切だと思います。

本を出版したことにより「天狗にならない」ことを私は深く肝に銘じています。ずっと、埼玉の田舎の一人の社労士として、がんばっていくことも忘れません。

そして、そのことと並行して、可能である限り今まで自分がしてこなかった新しい仕事にも、チャンスがある限り積極的にお引き受けしたいと思っています。

最後に、漫才コンビのような出版社担当者のお二人、そして営業担当の方、そして、読んでいただいた皆様に「ありがとうございます」をもう一度言わせてください!

増刷になりました!(2006年9月22日)

先日とてもうれしいニュースがありました。発売19日目で「増刷が決定しました!」

これでも本当に気にしやすい性格で(A型です!)全く売れなかったら在庫の山、返品の山だったらどうしようと考えると、夜も眠れませんでした。

アマゾンランキング1位とかのすごい方は尊敬しますが、私は最高222位でした(たぶん)この、マイペースがまた良くないですか?(笑)ゾロ目で気に入っていますが、そんなの自慢になりませんね。でも、じわりじわりと売れ続けてくれているようで、ホッとしました。

こんな「地味本」でも、理解していただける時代なんだなと思いました。地味すぎて、時代の最先端なのかもしれません?

当初、社労士受験生や開業間もない方が読まれるかなと思っていましたが、ふたを開けて見れば、意外にも開業をしてから、年数の経っている方や私よりはるかに成功をしている方に、たくさん読んでいただいているようです。

そういう方に読まれるのが実は一番怖いのですが、「その通りなんだよ!」という感想を多くいただいてます。

社労士に限らず士業、広くは経営者全体の「成功の法則」は、この本に書いてある通りで決して間違っていないし、正論だと今でも思っています。

ただ、あとはそれぞれの人が少しの「プラスα」を付け加えることができるか、だと思います。そのプラスαは、自分で見つけ出さなくてはならないと思います。

「女性社労士 年収2000万円をめざす」(同文舘出版)
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本日いよいよ発売です!(2006年9月1日)

こんにちは!社会保険労務士の長沢有紀です。

本日9月1日「女性社労士 年収2000万円をめざす」(同文舘出版)が発売となります!
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1年もかかってしまいました。本当に苦労しました。「いったい、いつまで書いているんだろう?」「ボツになったのでは?」 と思ったかもしれませんね。

表紙を見て「ちゃらちゃらしすぎ!」とご批判もあるかもしれませんが、中身は逆です。地味でとっても固い内容です。

一足先に読んでいただいた方より感想が届きました(うれしかったです)

【表紙は派手でも、中身は地味。ブログでも書かれていましたが、本当にその通りだと思います。数多ある、昨日今日事業を始めた人の、「華やかな、にわか成功体験本」と比較すると時代錯誤といっても良いようなスタンスを感じる人もあるかも知れません。

しかしながらこの本には、体で覚えた、何時の時代にも変わらない商売の本質が述べられていると思います。「泥臭い」ともいえる、こうした切り口は、新しい社労士の方にとっては逆に新鮮に映るのではないでしょうか。】

基本がわかっていない人が、難しいことから始めてもダメだと思います。基礎がしっかりできていない上に、家は建ちません。建ったとしても、何かのきっかけに崩れてしまいます。それに気がついてもらえればと思いました。

原点に戻った本を書いてみたいと思いました。ビジネスにおいて、昔も今も変わらない大切なことってあると思います。でも、最近ずいぶん忘れられてしまっている感じがします。

また、多くの女性や、士業を開業したてで悪戦苦闘している方など「この人ができるなら、私でもできそう」と勇気がでると思います。そのぐらい、ごく普通の私ですが、一歩一歩苦労をして、努力だけでここまでがんばってきた私の全てを書いています。

もっともっと伝えたいことはたくさんありますが、長くなりますのでとにかくこちらのメッセージをまず読んでいただければうれしいです。
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私がなぜがんばってこられたか?(2006年8月1日)

「私はたまたま女性である。だけど、家族を抱える男性であればどうだろう」

開業当初は、両親と同居して、生活に困らず、結婚したあとも、主人の給料で、それなりの生活はできました。

でも、私は女としての甘えは全くありませんでした。

男性なら、奥さんや子供を食べさせていかなければならない。もし、専業主婦としての大切な仕事をしているならともかく、仕事をしている限り、女性にはその責任がない、なんていうことには全くならない…というのが私の考えでした。

その気持ちだけは、当初からずっと同じです。だから、まわりから見たら困っていないように見えても、私は毎日焦っていました。

可愛げのない女だって思いますか?そんなことないですよ。

夫婦別姓とか、生活費は別とか、そういうことに全く興味ありませんし。男なら、女をしっかり養えって感じです。私が生活を養う、なんて全く思っていません。何かあれば、「山内一豊の妻」となりますけどね。

だから生活費は全てうちは主人の給料からです。私の働いたのは、全て私のものです。←勝手すぎる??私は男性には強くいてほしいのです。

なので、いつも「お父様がしっかり働いてくださっているから、こうして食べていけるのよ。生活ができているのよ。」と子供にしっかり教えて、感謝させるようにしています。

(ちなみに、「お前も、生活費をいれろ。人の給料から小遣いまで取るのはやめろ!」 と、怒鳴られ続けています。)

ビジネスで一番大切なものは?(2006年7月25日)

前に単発の仕事をさせていただいた会社の社長から、久しぶりに電話がありました。「今は病院もしているんだよね。そこの就業規則や労務管理のことで、相談にのってほしいんだけど。」

建設業の社長さんでしたので、小さな接骨院でも開業されたのかな?と思って、お聞きした住所にお伺いしました。

ついた先は、なんと大きな総合病院でした。目を疑いました。

よくよくお話しを聞くと、5人娘のうち1人が医者と結婚をして、当初、病院を建てるつもりで、建築許可まで取ったそうですが、この病院が売りにでていたので、買ったそうです。

当初、娘婿である医師と娘さんは「こんな汚い病院は無理。患者さんも全然いないし。」と、大反対したそうです。

しかし、父親であるその社長は、「だから、いいんじゃないか。ちょっときれいにして、親切にしたらあっという間にいい評判がたつよ。やりがいがあっておもしろい。立地もとてもいいし。」と、とても気にいったそうです。

実際、中に入ってみると、建物が古くて汚かった以上に、医師、看護師、職員の心がすさんでしまっていたようです。閑古鳥がなくような病院に、全員がやる気を失っていました。それを一から患者の身になって大改革したそうです。

もちろん、病院内には新しく入ってきた経営者一族に、ものすごい反発があったそうです。医師も看護師も職員も多くが反発をして、去っていきました。それでも迷うことなく、改革を進めていきました。

それから3年。新しくはないけれど、清潔で明るい院内に、親切な職員の人がたくさん。みんな私に「こんにちは。」と声をかけていきます。患者さんがたくさんいて、活気がありました。

その三年間にあったいろいろなお話しを聞いていて、久しぶりに心が熱くなりました。ヘタな小説より、よっぽどすごい。楽しい。ワクワクしました。

帰り道「私だって、できる。私だってがんばれるんだ。」って、勇気がわいてきました。

その社長は、前の建設会社も続けています。本当にやり手です。仕事が大好きなのです。

その社長いわく、「ビジネスって、ヘタなテクニックとかではなくて、ハートだよ。お客様が何を必要としているのか、ニーズをどれだけ読み取れるかだね。」

そうか…私も名案もテクニックもない人間だけど、一番大切なハートだけは、人一倍ある自信はある。だから、どうにか社労士で生きていけるのかな。

こんないい話しをたくさん聞くことができるから、こんな刺激を年中受けることができるから、社労士って、やめられませんね。(本当は、どうすれば玉の輿にのれるか、教えてほしかった私でした。すでに、遅いですけどね。自分でがんばって働いて、自分の玉の上?にのるしかありません。)

社労士は誰の味方?(2006年6月26日)

私は八方美人の性格かもしれません。いつでも、正義の味方でいたいし、みんなにいい人と思われたい人です。

社労士は、労使トラブルの相談を受けることが、非常にたくさんあります。従業員がかわいそうなこと、たくさんあります。ひどい社長もいます。

その時、本当は従業員の味方になってあげたいと思います。でも、私は冷酷だと思われようが、会社の味方になりきります。

なぜなら、私のお客様は、あくまで「会社」であるからです。

しかし、それ以上に私がそう決めたのは、自分のポディションをきちんと決めておかないと、「アドバイスがブレてしまう」からなのです。数年、考え抜いた結論でした。

説得力のあるアドバイス、指導ができないし、社長が、心底私のことを信頼することができなくなるからです。何があろうと、どう思われようが、会社の味方だということをわかってもらうのです。

そういう、信頼関係を築けた上で、社長には耳の痛いような説教をします。

「今回は、絶対に社長が間違っています。今回はどうにかうまく解決しましたがこんなことが続くと、会社は伸びていきません。会社のために言っているのですよ。充分反省してください!」

従業員の味方っぽくなる時もあります。それも全て会社のため。ことを円満に解決させたいからです。

士業って、そんなものだと思います。そうでなければ、死刑になるような被告の弁護を引き受ける弁護士なんて、いない訳ですから。

社労士が、会社の味方でなければいけない、と言っているのではありません。従業員側専門の社労士…というお仕事の方もいますが、それもすばらしいと思います。

要は「どちらの味方なのか、はっきりする。」ということなのです。両方にいい顔をすることはできないのです。

自分の夢に向かって歩いていこう(2006年5月23日)

ある顧問先の社長の娘さんと昼食を、ごいっしょした時のこと…
「高校生の息子は、国立クラスというのに入っているので、勉強が大変なのです。」
教育熱心の方なので、いい大学を狙っているんだろうなと思ってお聞きしていました。

「何学部を希望しているのですか?」(大学名は聞きにくかったので。)
「初等教育なんです。小学校の先生になりたいそうなので。本当は 国立クラスなんていう能力ではないのですが、小学校の先生になるための学部は、私立には少なくて国立ばかりなんなので。その学部に入れれば、学校はこだわらないんですけどね。」

そのお話しをお聞きして、私はハッとしまいましたし、感動しました。そうなのですよね。将来何になりたいかという夢があって、それをかなえる為にはどう したらいいかって、学校や学部を選ぶのが本来の姿だと思うのです。

私も、小さい時は小学校の先生、もっと小さい時は看護婦さんになりたかったのだ…と思いだしました。

でも、だんだん大きくなって、そんな夢も忘れてしまい、学校は少しでも聞こえがいいところ、だから学部なんてどこでもいいから、少しでも入りやすい学部…と選んでいました。

将来なりたい仕事なんて考えもせず、一流企業に勤めること、そして社内結婚をすることが一番の幸せだと信じていました。バブル時代の典型的な考え方ですね。

私は、もう遅いかもしれませんが、子供にはその考えをしっかり教えていきたいと思いました。

いいえ、私だって、まだ遅くないかもしれませんね。人生で「今さら遅い。」なんてないはずですから。

女性が年を重ねるということ(2006年4月20日)

介護保険は、40歳になるとかかってきます。女性事務員さんなどに「とうとう私も介護保険がかかるのですね。ショックです…」なんて、言われます。笑ってしまいますが。

私も、あっという間に40歳となるところまできました。

でも、毎日一生懸命、楽しく生きている女性は、40代になってもますます輝きを増しています。

男性以上に女性は、普段の生き方、考え方で、その差がでてしまいます。

その美しさ、輝きって、もう外見だけには頼れない年齢です。内面からあふれ出すような、そんな美しさや輝きを目指したいですね。

女性従業員も2パターンにわかれます。年を取って、性格がキツくなり、まわりから邪魔にされてしまう人。逆に、若い人にはない、心遣い、優しさ、包容力で重宝される人。

もちろん誰でも後者になりたいのです。でも、前者の場合、誰も注意はしてくれません。しにくいのです。

だから、自分自身、もう一度振り返って見てください。私もそうします。

保険加入に関する私のスタンス(2006年4月13日)

労働保険とは、労災保険と雇用保険
社会保険とは、健康保険と厚生年金

法律はともかく、実際はなかなかきちんと加入できていない会社が多いですね。

社会保険労務士は、法律に則ってきちんと加入していただけるように指導していかなければいけませんし、私もそのように努めています。

というだけの話しでは、きれいごとになってしまいますね。そのようにできれば、理想ではありますし、目標ですが。

私のスタンスとしては、まずは労働保険は最優先に加入しましょうとお話ししています。というより、絶対加入するべきと言います。すぐにでも。

その理由としては、

費用がそんなには高くない。社会保険料と比べてもひとケタ違う。

加入していなくて、何かあった時のリスクがあまりにも高い。労災事故、退職時の従業員からの離職票、雇用保険の請求等のトラブルなど…

事業を行っていて、そして従業員を使用する限り、労働保険料も高くて払えませんとか、加入する気がありません、と社長がおっしゃるのは、あまりに身勝手ですし、人を使う資格はないと思っています。

社会保険に関しても、そうなのかもしれませんが、「従業員のためにも、ぜひ加入したいので。」と言われ、保険料を見積もってお見せしたところ、顔が青ざめた社長、腰を抜かすぐらい驚いた社長、倒れそうになった社長の数々を見続けてしまった私としては、あまり強気になれなくてすみません。

社会保険料の負担に苦しみ続け、倒産、そして全従業員解雇もありまして。

指導はきちんとしていますので…。義務もリスクも言っていますので…。

ビジネスとインターネット(2006年3月30日)

インターネット社会となりました。ビジネスには、インターネット上の宣伝は欠かせない時代となっています。

新しく起業された方などで、インターネットを上手に利用してビジネスを展開されている人は多いですね。

私は、とにかく機械にとてもウトイ人間です。ワード、エクセル、メール、インターネットの基本がやっとできる程度です。

一年ぐらい前でしょうか。とにかく焦りました。「インターネットを駆使している人達に、どんどん追い越されてしまう。時代に取り残されてしまう。」って…。

私の事務所は、そこそこ安定はしています。それでも、とにかく私の焦りはすごいものでした。それで手始めに「ブログ」を開始したのです。その割には、全くビジネスを意識できていない、バカブログですが(笑)

そういうやり方が上手で、事務所をある程度の軌道にのせた方、私にいろいろ教えてくれた人が、何人か同時期に全く同じ事を言ったのです。

「やっぱり最後は、人対人なんだよね。今までネット世界に振り回されていた気がするんだよ。だから、これからは地道に長く続く人間関係を築くため、コンピューターに割いていた時間をそっちに回したいと思っているんだ。」

とても意外でした。衝撃的な言葉でした。「これからはネットの時代だよ。使いこなせないとダメだね。」なんて、絶対言いそうなタイプの人でしたから。

この1年の私の焦りは、とてもいい勉強となりました。私こそ、誰よりもネットの世界に心を振り回されていた人間でした。

これからは、私が振り回してやる!絶対振り回されないぞって感じです。ネット世界と、上手に共存していきたいと思います。自分のやってきたことを信じたいし、自信を持ちたいと思いました。

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