屋外で2メートル以上の対人間隔ならマスク外しても【監督指導動向】

厚生労働省と環境省は、コロナ禍での熱中症対策の推進に向けたリーフレットを作成した。「適宜マスクを外す」など5つのポイントを示している。
新型コロナウイルスの出現によって、身体的距離の確保、マスク着用、手洗いの徹底、”3密”の回避――など新しい生活様式が求められている。リーフレットには、それに対応した熱中症予防の行動をまとめている。
具体的には、①暑さの回避、②適宜マスクを外す、③こまめな水分補給、④日頃からの健康管理、⑤暑さに備えた体力づくりの実施――を挙げている。たとえば②では、屋外では人と2メートル以上の十分な距離を確保できる場合にはマスクを外すなどとした。「気温・湿度が高い中でのマスク着用は要注意」と注意も促している。

いよいよ夏本番が近づいてきているこの時期。

例年であれば、長く楽しい夏休みがすぐそこまで来ている子供たち、お盆休みに旅行や帰省を計画している大人たちにとって、多少浮足立ってしまう時期ではあるが、今年はそうもいかない。

新型コロナウイルスの影響で、長期休校になってしまった学校は「夏休みの大幅な短縮」、旅行や帰省には感染に気を遣いながらの「自己責任での外出」、今まで当たり前に楽しめた事が今年は当たり前ではなくなってしまった。

更に日々の生活である「日常」にも様々な変化が起きている。

例えばマスクにしても、体調不良や花粉症の人が着用していた「日常」から、全員着用がもはや「日常」になっている。 このマスク、今までの「日常」では気づけなかったが、ほぼ義務化された今となってはかなり厄介である。

季節的な面もあるが、マスク内の温度と湿度の不快感は誰しも感じた経験があるであろう。

上記記事では「屋外+2メートル以上の十分な距離の確保」という条件付きでマスクを外す事を認めているが、これではオフィスワークがメインの職種にとって、就業時間はなかなか外せなくなってしまう。

自分の場合特に集中して仕事に燃えている瞬間など、更にマスク内に熱がこもり、息苦しくなってしまう事も多々ある(ただの酸欠?)。

これからの季節、冷房はもちろん使用しながらも窓を開け換気しつつ、人との距離を保てるようなデスクの配置変更など、今まで気にもしていなかった細かな事まで環境を整え、各自無理のない程度に「息抜き」しながら、この夏を乗り越えてければと思う。

「日常」が、1日でも早くまた「日常」に戻れる事を心から願っている。

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