あなたのために…という名の自己満足に気をつけよう(2011年7月14日)

「あなたのためにはっきり言うけど…」

という忠告や助言、注意。

それは非常に難しいことです。

そういうことが行われている中の8割ぐらいが

「あなたのため」といいながら、自分に酔っていたり

嫉妬からくるものであったり、自分の価値観を単に押し付けて

いるだけのような気がします。 

言われた本人は、あまりにはっきり、厳しく言われてしまい

深く傷ついたり、自信をなくしてしまったり、

悪い意味で素直にそのアドバイスに従い、

自分らしさや、その人の良さや持ち味をなくしてしまったり

しているのをよく見かけます。

ちなみに私は、逆のダメパターンです。

そんなことは、とても本人に言えない性格です。

本当に言ってあげなくてはいけない時にさえ、言えないのです。

それは「自分が嫌われたくないだけ」だと思うのです。

また、最近自分がしてしまい後から後悔することの多い

パターンなのですが、

「あなたのために…」

と一生懸命にお世話したり、アドバイスをしてあげたりするのは

いいのですが、熱くなりすぎて単なる自己満足となってしまうパターンです。

必要以上に仕切りはじめたり、

自分の価値観を押し付けてしまうようなことになっていたり。

相手は最初の段階では、感謝をしていても

だんだん「そこまでしなくていいよ」と思うものでしょう。

それでも相手は大人ですから

「ありがとうございます。助かります」

とは言ってくれるものの、冷静になって後から自分の言動を

振り返ったり、過去に書いたメールを改めて見たりすると、

自分の「押し付け」に気がつくものです。

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今日のメイン記事の続きですが、

言う方に問題がある場合とは逆に、

聞く方に問題がある場合もあります。

「ありがとうございます」と感謝の言葉と共に涙をこぼしても

結局、何も変わらない人もいます。

そういう人って、信念があるといえばいい言葉ですが

刺し違えるつもりで相手が真剣に注意してくれていることを

心の底では、理解していなくて、上辺だけで聞いているわけです。

間違った信念を貫き通すことなんて

誤った道に進むだけなのにと、心配になったりします。

また、自分をちやほやしてくれたり褒めてくれる人が

たくさんいるように感じても、

良くは思っていなくて口を開かない10倍の人が

陰にいることもありますし、

(本人は褒めてくれる人のことしか見えていないので、

その10倍の否定的な人に気がつかない。

いや…怖くて現実を見ようとしていないのかもしれない)

ある1人が自分のことを批判したとしても

たまたま100人に1人の独特な考え方であり

口を開かない99人は何も感じていないか、

逆に応援してくれている場合もあります。

ある一部分の意見に、振り回されたりしてはいけませんね。

真面目で誠実な人ほど、気にしてしまうものですね。

ものごとを冷静に、客観的に見ることのできる人間に

ならなければいけませんし、

「謙虚さ」も持ち続けていることが、何よりも大切ですね。

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