社労士と助成金

雇用関係助成金を追求/労務管理事務所 新労社 代表 深石 圭介
開業して15年である。前職から一貫して雇用関係の助成金を申請し、また情報を得て、セミナーを行い、執筆なども行っている。社労士になったのは“なりゆき上”という感じで、今は死ぬまで助成金と付き合っていこうという気である。
社労士業界では助成金は嫌われる。成功する社労士のほとんどが、助成金を跳躍台として発展し、本質的な人事労務の精髄に向かって卒業する。助成金は実務として面倒くさく、効率が悪く手間がかかり、コロコロ変わり、また、必ずしも会社のためにならないこともあるからである。当局の実力者でさえ嫌っているという話もあるくらい。日本人のおカネで簡単に転ばない国民性もあるのかもしれない。…

「いい助成金はありませんか?」という問い合わせは後を絶たない。今はそんなに甘くはない。
「良い制度をしようとして、たまたまその助成金に当てはまった」というのが本来の姿であり、「どうすれば助成金をもらえるか?」という助成金ありきではない。
なかなかそれを理解していただけないことも多い。

社労士という仕事は、今は本当に食べていくことは大変であり開業間もない同業者が、この先生が書かれているように助成金ビジネスからステップアップしていくことが多いが、グレーゾーンギリギリでだいぶ無理をしているケースが後を絶たない。残念ながら、不正に手を染める社労士も多く、また自分の意志とは別のところでそのようなことにま囲まれてしもうこともある。

このような信念と知識がある社労士は尊敬をするが、そうでない場合「本当に会社のためになるのか」(今は助成額が少ない割には、書類等の提出も細かく、その後の調査等も多い)をもう一度考えて、私達社労士は助成金申請を会社に対して行っていくべきと考える。

例え「面倒だから助成金の仕事から逃げている」と勘違いされてしまったとしても…。

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