社労士で稼ぎたいなら「顧客のこころ」をつかみなさい 書籍購入キャンペーン

【はじめに】を公開します!

私が23歳で社労士の資格を取得し、その2年後に独立・開業をして、すでに16年目となります。社労士として、また一事業主として、多くの経営者、そして多くの同業者との出会いがありました。その中には成功している人も、そうではない人もいましたが、私は、成功している社労士には「共通点」があるということに気がつきました。それは、社労士に限らず、税理士や行政書士、弁護士……どんな士業であっても基本的には同じことが言えます。

その共通点とは、法律的知識に長けているとか、マーケティングが得意とか、話が上手とか、そういうことではありません。「士業の成功の法則」とは、「顧客のこころをしっかりつかむ」ことなのです。

士業で成功している人は例外なく、自分の仕事に対して揺るぎない信念を持っています。そして、話を聞いているだけで引き込まれ、信頼してしまうような「人間的な魅力」があります。「この先生にお世話になっている会社は幸せだな」と同業の私でさえ感じるほどです。

人間的な魅力とは、決して口が上手な人や外見がいい人というわけではありません。それは「内面から出てくるもの」なのです。

私は、開業間もない方のためのセミナーで、次のようなことを強い口調でお話しします。
「最近、新しく士業で開業する人の中には、まずマーケティングの勉強に走る人がいます。
たしかにマーケティングも大切ですが、『基本』ができてこそ、そうしたプラスアルファの部分が活かされてくるはずです。基本とは、お客様や士業仲間、先輩と生身のつきあいをして、自分の手と足を使い、たくさんの知恵を絞って、コツコツ小さな積み重ねをしていくことです。士業の成功にラクな近道なんて絶対にないのですから」

私より、はるかに稼いでいる士業の方も山のようにいます。私より、職員をたくさん抱えている事務所はいくらでもあります。しかし、士業の成功は、年収や事務所の規模で測ることはできません。大切なのは、「いかに長期的に安定した事務所を作るか」ということではないでしょうか?

私は、お客様のことを大切に思う信念さえあれば、ごく普通の地味な人でも着実に成功へ近づくことができると断言します。その「士業としての基本であり、一番大切なこと」を忘れてしまっては、短期間に稼ぐことはできても、成功が長く続くことはありません。

現在、士業を取り巻く環境、そして士業に対してお客様が求めるものは、どんどん厳しくなっています。今後景気がよくなったとしても、しばらくその傾向は変わらないでしょう。 

私たち士業は、今、決してブレることのない信念を基本とした、「顧客のこころをつかむ」営業やマーケティングに取り組むことが必要とされています。これまで以上に「顧客目線」に立たなければ、この士業サバイバルの時代に生き残ることはできないのです。

本書では、私の「士業の成功の法則」を軸とした士業のための営業のやり方・考え方をお伝えしています。この本を読み終わったとき、「私にもできそう」「自分を待っていてくれるお客様はきっといる」――と熱い気持ちになって、迷うことなく、士業としての成功の道を歩み始められますよう願っています。

長沢有紀